「生理痛が痛くて無理」な方、どんな対策取ってますか?
毎月やってくる生理。
生理中に体の痛みや違和感を覚えることはよくあります。
毎月生理の痛みに耐えている方にとっては本当に億劫でうんざりすると思います。いったいどうすればこの痛みが止まるのか……。
割と切実な悩みだと思うので、今回はそのことについて書いてみようと思います。
生理痛の症状って?実はこんなにあった
生理中の痛みは
「月経困難症」と呼ばれています。
生理痛の症状は人によってだいぶ異なります。
毎月動けなくなるほど生理中に苦しんでいる人もいれば、まったく平気な人もいるのですね。
(本当に不公平ですよね……。)
一般的に生理中に生じる症状は以下の通りです。
当てはまるものはないでしょうか。
体の痛み
・下腹部痛、腹痛
・腰痛
・頭痛
・胃痛
・歯痛
・関節痛
その他の体調不良
・吐き気
・食欲不振
・だるい
・めまいがする
・イライラする
毎月何日もこの症状が起こるのはなかなかきついですよね。
あまりにも生活に支障を来すようなら、なんらかの策を講じたいところです。せめてこれだけは!簡単にできる生理痛対策
ここでは、誰でもすぐにできる簡単な生理痛対策をご紹介していきます。
できるだけ体を温める
身体の冷えは生理痛の敵です。
血行が悪くなって体が冷えると痛みが増してしまうので、
常に体を温めましょう。適度に運動をしたり、湯船にゆっくり浸かるのは鉄則!
カイロや腹巻きを使うのも効果的です。
また、
身体の冷えの原因になっている大きな原因の一つが冷房です。
夏の職場では冷房による冷え対策が重要です。
夏であっても、お腹の周りを中心に温めましょう。
ブランケットやカーディガンなどは常にデスク周りに置いておきましょう。
生理中の食生活を見直してみる
意外にも食生活も生理痛に関わってきます。避けた方が良いのが甘いもの!ケーキやチョコレート、アイスクリーム(アイスは身体も冷えますしね……。)、クッキーなどです。
これらのお菓子にはホルモンの代謝にかかわる肝臓機能を低下させてしまう糖分や脂肪分がたくさん入っているのです。
また、
コーヒーやアルコール、インスタント食品、お肉もそれぞれ生理痛が激しくなってしまう成分が入っているので、生理中は避けましょう。
逆に生理中におすすめの食品もあります。豆腐や味噌・豆乳などの大豆製品、イワシやサバなどの青魚です。
また、
グレープフルーツやハーブティーも血行を良くしてくれる成分が入っているので、おすすめです。
痛み止めの薬を飲む
どうしても痛みが治まらず、我慢できないようなら薬を飲みましょう。
まずは市販薬でも良いので、護身用に常にバッグの中に入れておくと安心です。
少しでも痛いと感じたら早めに飲んでしまうのが吉です。
痛みの原因であるプロスタグランジン合成が過剰になってしまい、薬を飲んでも効きづらくなります。
早めに飲むことで、結果的に少ない薬の量で痛みが治まるのです。
やせ我慢しても、良いことはありません。
痛みが効かないからと、
薬の箱に書いてある服用時間を守らないで飲みすぎるのはNG!
身体へ別の影響が出てしまう可能性もあります。
もし、市販の薬でもあまり痛みがなくならないようなら、薬の乱用は止めて大人しく産婦人科に行きましょう。
ツボ押し、マッサージを試してみよう
生理痛に効くツボがあること、ご存じですか?
藁にもすがる思いで試してみましょう。
生理痛を和らげる効果のあるツボは三陰交というツボです。
聞きなれない言葉ですが、くるぶしの内側にあります。
指三本分ぐらい上あたりです。
また、他にも
膝の内側にある血海(足を伸ばしたときに膝にできるくぼみの上端)や腎兪 と言われる腰のあたりの部分、へその下にある気海なども、生理痛に効きます。
布ナプキンを使ってみる
最近、評価されているのが布ナプキン。
洗えば何度でも市販の紙ナプキンを毎回買うよりも、コストを抑えられます。
しかし、それだけではないんです!
市販の紙ナプキンは石油素材と化学繊維でできています。
子宮は薬品の吸収率が高い部位なので、市販の生理用品が多少悪影響を与えているようなのです。
また、紙はムレやかゆみ、かぶれといった症状も引き起こします。
布は保温力があるので子宮を温めることにもつながりますし、
布ナプキンは良いこと尽くめ!
水で毎回洗わなければいけない手間はありますが、少しでも生理痛を改善するために試してみても損はありませんよ。
これが当てはまるなら産婦人科に行ってみよう!
上記の対策をしてみてもあまり良くならないようなら、子宮内筋腫や子宮内膜症などの病気の可能性もあります。
脅すわけではありませんが、
ご自分が安心するためにも一度産婦人科で診てもらった方が良いかと思います。
産婦人科に行ってみても良いかなという基準はこれ!
・生理のときは毎回痛み止め必須。ないと痛すぎて無理
・前より生理痛がひどくなってる気がする
・市販の薬を飲んでも全然痛みが治まらない
・日常生活に支障を来している
(例えば、学校や仕事を休んでしまう、家事がまったくできないなど。)
・生理が10日以上続く
・出血量が多い。昼でも多い日の夜用のナプキンじゃないと漏れる
・レバー状の塊が出る
上記の症状が一つでも当てはまるなら、一度受診してみましょう。
産婦人科受診は別に恥ずかしいことでも何でもありません。
病気じゃなくても、もっと効く薬を処方してもらえたり、対処法のアドバイスをくれるかもしれませんよ!